はじめに
大人になって趣味の自転車を選ぶとき、あなたはどんなことを基準にしますか?
スピード?走破性?予算?見た目?乗り心地?
スピードを選べばロードバイクですし、オフロードなら MTB だし。
どれもこれも外せない!となると選べなくなっちゃいますね。
しかし、あなたのその全ての要求を今回ご紹介する Specialized Diverge が満たしてくれます。
では、ご紹介を始めましょう。
Divergeってどんなバイク?
グラベルバイク
Specialized というアメリカのメーカーが販売している Divergeですが、日本では聞きなれないグラベルバイクというジャンルに属します。
アドベンチャーバイクと呼ばれることもあります。
(こちらの方がどんなバイクかイメージしやすいでしょうか。)
では、グラベルバイクって一体どんな自転車なんでしょうか?
ドロップハンドルであること。
MTB と違いグラベルロードのハンドルはドロップハンドルです。
ドロップハンドルがバーハンドルより優れているところは、状況に応じて様々なポジションが取れることです。ハンドル下部を持てば空気抵抗が下がり、向かい風にも立ち向かえます。疲れてきたらバーハンドルのように持てば楽な姿勢で乗ることもできます。
これは純粋にオフロードを走る MTB と比べて、長時間・長距離のライドに適していることを意味します。
油圧式ディスクブレーキを搭載していること。
グラベルバイクと呼ばれるバイクは、一般的にディスクブレーキを装備しています。
ロードバイクの場合は、多くのものがリムブレーキを装備しています。これは、ディスクに比べてリムブレーキのほうが重量が軽いため、スピードを追求するロードにおいてはリムブレーキが主流です。
ではなぜ、グラベルロードではディスクブレーキを採用しているのでしょうか?
それはリムブレーキには弱点があるからなのです。リムブレーキは雨の日にはブレーキ性能が極端に低下します。しかし、ディスクブレーキならば、雨の日も効果的なブレーキ性能を発揮します。
ディスクブレーキを装備しているということは、どんな天候・状況でも安心して乗れることを約束してくれます。
長時間乗ることに適したフレームであること。
グラベルバイクのフレーム設計は快適性を求めたものになっています。
エンデュランスジオメトリやコンフォートジオメトリと言われますが、ホイールベースを長くして安定性を高めたり、ヘッドチューブを長くして緩やかな前傾で乗ることができ、長距離のライドに適しています。また、長くなったヘッドチューブは路面からの衝撃を吸収する性能にも優れます。
また、様々なオプションをセットできる取付け穴が開いており、キャンプ用の荷物を積むためのキャリアを付けたり、泥ハネしないように泥除けを付けたり、自分用途に合わせてカスタマイズすることもできます。
グラベルバイクは、キャンプツーリングのような長時間・長距離でも快適に乗り続けることを考えて設計されています。
太く丈夫なタイヤが付いていること。
グラベルバイクのタイヤサイズは、外径こそロードバイクと同じく 700c ですが、その幅は約 30~40mm と、近年主流の 25c タイヤと比べると 1 cm 程太いものになっています。
太いタイヤは設置面積が増えるのでグリップが増し、転倒の危険性は減り安心して走れます。
また、乗り心地も良くなり、長時間の運転でも路面からの突き上げによる負担が軽減されます。
さらに、対パンク性能の高いタイヤを装備しているものが多く、滅多なことではパンクすることもありません。
グレーチングでパンクすることを恐れて急ブレーキをかける必要もありません。
ロードバイクと比べると、スピードの面ではかないませんが、快適にツーリングをするならばグラベルバイクに勝る自転車はないでしょう。
Diverge をおすすめする理由
ご紹介したとおり、グラベルバイクは、多少荒れた道でも問題なく走れることができ、さらに、長距離を乗るための快適性も考えられている良いとこ取りのバイクです。まったく欲張りなやつです。
ここからは、その中でも、なぜ Diverge を選ぶべきなのか。
他のメーカーより優れている、おすすめポイントを紹介します!
まずは公式動画をCHECK!
まずは、世界選手権3連覇のサガンが Diverge に乗る、この動画をご覧ください!
(実はサガンは元々オフロード出身ですね!)
先ほど、多少荒れた道でも・・・なんて言いましたが、普通に林道を走ってますね。
ドロップハンドルでも、ここまでいけるんです。すごいでしょう?
私はこの動画見ただけでも、欲しくなっちゃいましたよ!
衝撃吸収機能 FutureShock搭載!
Diverge は3つのグレードが設定されています。
上位のカーボンモデル Diverge Expert。
ミドルグレードのアルミモデル Diverge Comp E5。
エントリーグレードの同じくアルミ Diverge E5。
(海外では S-works モデルも発売されているようです)
その上位 2 つには FutureShock という衝撃吸収機能が搭載されています。
写真の左側、ステムとフレームの間にバネのようなものが見えるでしょうか?
これが FutureShock システムです。中身はこのようになってます。
衝撃を吸収することについては、MTB のようなフロントフォークに軍配が上がりますが、FutureShockには優れた点が 2 つあります。
まず、MTBのようにフロントフォークの長さが変わらずジオメトリが変わらない。
(フレームの性能をいつでも同じように発揮できる。)
そして、前に進む推進力がショックアブソーバで殺されてしますことも防げます。
荒れた山を走るようなシチュエーションで無ければ、FutureShock は MTB よりも快適なライドを約束してくれます。
新フレームでパワーアップ!
2018 モデルから新フレーム採用でパワーアップ!
シートステーがオフセットして見た目も他社とは一線を画すかっこよさ!
Specialized では「オープンロード・ジオメトリー」と名付けています。
次に、伝統的なシクロクロス・ジオメトリーから離れ、これまでにないジオメトリーを選びました。それがオープンロード・ジオメトリーです。「どうせ名前を変えただけのマーケティング手法だろう?」と思ったあなた、それは違います。SPECIALIZEDはDiverge用に、本当にまったく新しいジオメトリーを開発したのです。
Specialized.com より引用
最後に
海外では人気のあるグラベルロードですが、日本は道路の舗装がしっかりしているので、あまり普及していません。そのために走っているところを見る機会もなかなかありませんね。
しかしこれ、乗ってみると分かるんですが、日本の道路事情にもピッタリなんです。
ロードバイクと比べると、道路の継ぎ目などから受ける衝撃をうまく吸収・疲れを軽減してくれますし、前傾の緩やかなフレーム形状から、長時間乗ることが非常に楽になっています。
一方、MTB と比べれば、スピードも出る・漕ぎ出しも軽い。また、ハンドルポジションも自由に変えられるので、長距離を走るのは、どう考えてもグラベルバイクの方が上です。
私の住んでいるような田舎では、サイクリングロードが突然オフロードに変わったりすることもあるので、今のバイクを買う前ならばグッと心が傾いていたと思います・・・
ダイエットが目的の私はスピード重視ではないので、正直むっちゃ欲しいです。
同じようにダイエット目的で自転車を探している人には、ミドルグレードで 105 搭載の Diverge Comp E5 が間違いなく最高の選択です。
この Diverge、絶対に間違いありません。Specialized 、さすがです。